平成21年度決算報告

平成21年度決算報告

平成22年5月28日(金)に開催された理事会ならびに評議員会において、学校法人江戸川学園の平成21年度決算(案)が承認可決されました。ここに本学園の1.財産目録、2.貸借対照表、3.資金収支計算書、4.消費収支計算書を、また、各学校の1.資金収支計算書、2.消費収支計算書を掲示いたします。
平成21年度における江戸川学園の新たな動きとして、まず、江戸川大学においては、各種補助金の獲得により、①.講義棟昇降機設置、②.図書館・講義棟自動ドア設置、③.研究棟エレベーター車椅子対応、④.講義棟講義室プロジェクタ等設置、⑤.地上デジタル放送対応、⑥.図書館・講義棟トイレ改修、⑦.図書館棟マルチメディア教室設置、⑧.講義棟照明器具更新、⑨.太陽光発電設備設置、⑩.講義棟LL教室整備等が実現し、キャンパス内の各施設の整備が推進されました。江戸川女子中・高等学校においては、中学・高校の定員変更を実施した他、中学の特待生入試制度を実施致しました。江戸川学園取手中・高等学校におては、平成21年度から、従来の「70分授業体制」を変更し、「70分授業」の特徴を発展させた「100分授業」や「110分授業」(高2・高3)を組み入れると共に、土曜日を原則隔週登校にする等、以前にも増して「授業を第一」とした学習指導体制が確立されました。最後に江戸川大学総合福祉専門学校においては、国の政策「離職者対策」職業訓練の受け入れ等、改革プランを推進した他、マスコットキャラクターを決定し、学生募集・広報活動に活用しています。
この様な活動の中で、平成21年度決算の概要につきまして、以下に消費収支計算書にもとづき説明いたします。まず、収入の大半を占める学生生徒等納付金収入については、大学で34百万円、女子校で31百万円と増加しましたが、取手校で29百万円、専門学校で72百万円と減少したことから、学園全体では前年度比35百万円減少の5,091百万円を計上しました。補助金収入は大学で94百万円増加、女子校で21百万円減少したこと等により前年度比77百万円増加、その他の収入においては、寄付金収入が149百万円(72百万円増加)、資産運用収入が133百万円(31百万円増加)、受託事業収入が33百万円(28百万円増加)、退職金社団等交付金が144百万円(71百万円増加)となり、その結果、帰属収入全体としては、7,092百万円を計上、156百万円の増加となっております。
一方、支出面につきましては、人件費が学園全体で78百万円増加の3,668百万円を計上しました。教育研究経費は1,955百万円となり、178百万円の減少となりました。詳細を見ると、各学校において前年度の様な大規模修繕等がなかったことから、修繕費が104百万円減少しました。次に、管理経費は602百万円、11百万円の増加となりました。以上、人件費、教育研究経費、管理経費、その他経費を合わせた消費支出合計額は78百万円減少の6,269百万円となりました。
この結果、帰属収入から消費支出合計額を差し引いた帰属収支差額は824百万円の黒字を計上し、過去5年間においても好調な決算となりました。基本金組入額は430百万円となり、最終的に、当年度消費収入超過額は394百万円の黒字計上となりました。以上が平成21年度決算の概要です。