平成22年度決算報告
平成22年度決算報告
平成23年5月26日(木)に開催された理事会ならびに評議員会において、学校法人江戸川学園の平成22年度決算(案)が承認可決されました。ここに本学園の1.財産目録、2.貸借対照表、3.資金収支計算書、4.消費収支計算書を掲示いたします。
平成22年度における江戸川学園の新たな動きとして、まず、江戸川大学においては、開学20周年を迎え様々な記念事業が実施されました。施設・設備面では、補助金を利用して ①.変電設備2箇所更新②.太陽光発電設備10Kw1基設置を実施致しました。また、昨年度(平成21年度)に引き続き③.講義室プロジェクタ等を整備した他 ④.電話交換機更新 ⑤.売店リニューアル ⑥.駐車場新設等が実現しキャンパス内の施設・設備の整備が推進されました。江戸川女子中・高等学校においては、創立80周年を記念した新講堂・体育館の建設計画が具体化し平成26年3月の竣工を目指して進行中です。江戸川学園取手中・高等学校においては、12月に「取手駅西口バス停における通り魔傷害事件」が発生し関係各方面にご心配をおかけしましたが、その後の迅速な対応により混乱を最小限に抑えることが出来ました。今後も生徒の心のケア、安全対策の強化等については引き続き注力して参ります。また、施設・設備面では1号棟教室改修・エアコン入替、3号棟トイレ改修工事等を実施致しました。最後に江戸川大学総合福祉専門学校においては、学生用コンピュータ室の整備、介護実習室の設備機器の入替を実施した他、昨年度に引き続き、国の政策「離職者対策」職業訓練の受け入れ等、改革プランを推進中です。
この様な活動の中で、平成22年度決算の概要について、以下に消費収支計算書にもとづき説明いたします。まず、収入の大半を占める学生生徒等納付金収入については、女子校で15百万円増加しましたが、取手校で14百万円、専門学校で20百万円減少したことから、学園全体では前年度比19百万円減少の5,072百万円を計上しました。補助金収入は大学で85百万円減少したこと等により前年度比79百万円減少の1,228百万円を計上、その他の収入においては、寄付金収入が71百万円(78百万円減少)、資産運用収入が117百万円(15百万円減少)、受託事業収入が58百万円(6百万円増加)、退職金社団等交付金が102百万円(42百万円減少)となり、その結果、帰属収入全体としては6,881百万円を計上、211百万円の減少となっております。
一方、支出面については、人件費が学園全体で212百万円減少の3,456百万円を計上しました。教育研究経費は1,980百万円となり25百万円の増加となりました。詳細を見ると、各学校において修繕を実施したことから修繕費が73百万円増加しましたが、賃借料、報酬委託手数料等が減少しました。次に、管理経費は921百万円、319百万円の増加となりました。この内300百万円は社会福祉法人への寄付金です。以上、人件費、教育研究経費、管理経費、その他経費を合わせた消費支出合計額は149百万円増加の6,418百万円となりました。
この結果、帰属収入から消費支出合計額を差し引いた帰属収支差額は463百万円の黒字を計上し、300百万円の寄付金を勘案すると、過去5年間に比べても好調な決算となりました。基本金組入額は75百万円となり、最終的に当年度消費収入超過額は388百万円の黒字計上となりました。以上が平成22年度決算の概要です。