平成17年度決算報告

平成17年度決算報告

平成18年5月23日(火)に開催された評議員会ならびに理事会において、当学園の平成17年度決算(案)が承認されました。つきましては当学園の1.財産目録、2.貸借対照表、3.資金収支計算書、4.消費収支計算書、5.事業報告書、6.監事の監査報告書を掲示いたします。
平成17年度を振り返りますと、江戸川学園の大きな動きとして、まず、江戸川短期大学では、平成19年3月廃止に向けて募集を停止いたしました。これに伴い、江戸川大学では短期大学を統合し、平成18年4月、1学部4学科から2学部5学科に改編いたしました。施設・設備面では、大学機能の強化・拡充の為、入試広報センター棟の新築、マルチメディア教室・無線LAN設備の増設を行いました。また、つくばエクスプレスの開通に伴い、最寄り駅「流山おおたかの森」と駒木キャンパスとの間に無料スクールバスを運行させています。一方、江戸川大学総合福祉専門学校では、平成19年4月に社会福祉士一般養成施設として「通信課程」「通学課程」の設置、及び児童福祉科の定員倍増を計画中で、その為の校舎・施設の新築に着手しております。
この様な活動の中で、平成17年度決算の概要につきまして、消費収支計算書に基づき説明いたします。まず、収入面ですが、収入の大半を占める学生生徒納付金収入につきましては、江戸川女子中学校のみが増加し、他の6校で減少したことから、当学園全体では5,461百万円を計上、前年度比239百万円の減少となりました。また補助金収入につきましては、江戸川大学で32百万円、江戸川女子中学・高等学校で58百万円増加し、学園全体では1,252百万円を計上、前年度比75百万円の増加となりました。その他の収入については、寄付金収入が前年度比56百万円減少したこと、雑収入の中の退職金社団等交付金収入が前年度比41百万円減少したこと等により、学園全体で前年度比105百万円減少の354百万円を計上しました。その結果、帰属収入全体としては、7,066百万円を計上、前年比度269百万円の減少となっております。
一方、支出面につきましては、人件費が学園全体で3,584百万円を計上しました。前年度比19百万円の減少ですが、退職給与引当金・退職金を除いた、教員・職員人件費だけでみると、大学で前年度比22百万円、江戸川女子中学・高等学校で前年度比24百万円増加しました。また、教育研究経費は1,939百万円を計上、前年度比49百万円の増加となりました。増加が顕著な項目は報酬委託手数料であり前年度比22百万円の増加となりましたが、この原因は大学がスポーツビジネス研究所を作りバスケットボール、サッカーに力を入れている為、諸経費が膨らんだこと、マルチメディア教室拡充に伴い機器・ソフトの保守契約が新たに発生したこと等が挙げられます。また、減価償却費は学園全体で802百万円を計上、前年度比32百万円の増加となりました。その理由は大学において第二体育館の減価償却が始まったこと及びマルチメデイア教室の機器備品の償却があったこと等が挙げられます。次に、管理経費は571百万円を計上、前年度比47百万円の減少となりました。以上、人件費、教育研究経費、管理経費、その他の経費を合わせた消費支出合計額は6,195百万円を計上しました。
この結果、消費収入合計額から消費支出合計額を差し引いた平成17年度の消費収支差額は504百万円の収入超過となりました。以上が平成17年度決算の概要です。